SIMロック ＆ 海外対応 この併せ技の恐怖 2
2016/01/21
大手3キャリアの かけ放題プランは、だいたい あなたが行く国の、大手の1社しか、プランの対象にはなっていないのです。
国によっては、もしかして、２社 どちらも、とかいうのも、あるかもしれませんが。
ここで、「新しいほど、電波をつかみに行く」スマホだと、何が起こるでしょうか？
フィリピンで実際に体験した話をしましょう。
フィリピンに、ソフトバンクのSIMロックの iPhone を持ち込むと、
機内モードとか、3G,4Gなど、電話回線をオフに設定していない場合、すぐに電波を拾います。
国内では、softbank と表示される部分に、GLOBE, Smart などと、拾った電波の表示が出ます。
フィリピンでは、国際電話での かけ放題プランの対象になってるのは、Globe だけ。（記憶が曖昧なので、Smart だったかもしれませんが）
明確なのは、
「かけ放題プランの対象になるのは 1社だけ」
という部分です。
で、スマホって、だいたい勝手に 電波を拾いますね。
となると
「今、あなたのスマホが、拾っている電波は、かけ放題プランの対象キャリアの電波か？」
が問題になるわけです。
電波は目に見えませんから、普通の電話回線のように 「有線（回線がつながっている）電話」のように、
いつ使っているか？
はっきりわからないのです。
かけ放題プランに入ってなければ 当然 高額になるでしょうし、
「かけ放題プランに入っていても、油断できない」 こわさがあるのです。
帰国後 2か月くらいしてから、
高額請求にビックリ！
という事態に陥るのです。
さらには、大手3キャリアの契約は、海外で使う分も
「アクセスポイント、基地は、日本経由となり、
いちいち高い国際電話料金を払っていることになる」
のです。
かけ放題プラン以外に、高額な国際電話料金が上乗せされる、という仕組みです。
電波は目に見えないし、使った通話料、パケット通信は、請求書が届くまで、
あるいは、キャリアのマイページに アクセスしない限り、わからない。
この マイページだって、
キャリアの料金担当が、いつ入力しているか？
いつあなたの料金を確定しているか？
わからないのです。
ここまで理解して、海外で電話を使っている人は、どのくらいいるでしょう？
余談ですが
私は、iPhoneを、新旧2台、持って 行きましたが、新しい機種は、機内モードに設定しているのに、いつの間にか、電波を拾ってました。
スマホ、1台1台、やはりコンディションは同じではなく、癖があるもの、
と推測してますが、
設定しているのに、勝手に 機内モードから切り替わって、
いつの間にか、高い国際電話の電波を拾っている•••••
それが、1度や2度ではなかったのです。
「 こりゃ、高額請求が、忘れたころに来かねない」
と判断しました。
かといって、ずっと電源オフでは、無料 Wifiも使えないし、持っている意味がない。
結論として、「日本に戻るまでは、SIM自体を 抜いておく」ことにして、高額請求にビックリ！ の事態を回避しました。
海外は SIMフリーが常識なので、私は 海外で ガラケータイプの携帯を買い、こちらを通話用にしてます。(※注)
スマホは、無料 Wifi でしか、つなげないようにしてます。
SIMフリーのスマホだったら、
海外に着いたら、すぐに その国のSIMを入れるだけで、
いつも通り 使うだけですむのです。
物価の安い国だったら、その安い料金で そのまま使えて、
高額請求におびえる心配は無用なのです。
※ 注 ガラケータイプ、であって、厳密には、ガラケーではないのです。
ピコピコ携帯、という方が、わかりやすいでしょうか？
スマホが、キーがなく、画面にタッチして操作するのに対し、
ガラケータイプは、キーがあって、ピコピコとキーを押して操作する、という、形状と操作の違いです。
そもそも、ガラケーとは、「ガラパゴス携帯」の略。
「ガラパゴス」の由来は、エクアドルの本土から、太平洋の沖合に離れた、ガラパゴス諸島で、
そこは 江戸時代の鎖国のような状態だったので、生物が独自の進化を遂げていた。
その様子に、日本の携帯電話業界が、似ていることから、この言葉がつきました。
「SIMロックされているから、海外とは隔離状態」でも 「日本独自の性能という、進化がある」
さすが、電化製品、精密機械、クルマなど、日本製品は 高性能なので、
通話性能に関しては、いまだに最新スマホより、電波のつかみは良いのです。
それに、ワンセグとか、電子マネーとか、多機能です。
もっとも、このガラケーの多機能が、 使いこなせていない方々が多いと思います。
私もそうなので••••••
多機能は スマホのほうが 楽チンですね。