日本で豊かさを感じるのが困難な理由
2020/03/02
2020年2月終盤、私は
日本では 不動産の呪縛こそが、さまざまな問題を引き起こしている、
ということに気付いた。
第一、動物の中で、
なぜ人間は、自分の居場所に金が必要なのか?
ネズミでも他の動物でも穴倉なり 巣なりを、
それぞれ勝手に住処にしているというのに・・・・
冷静に考えてみれば、
そもそも 貧困国といわれる国々では、
家賃とか地代が発生しているとは思えないし、
日本でいう ホームレスだって、
廃材を集めてバラックを作ったりして
それぞれの場所で住んでいる。
暖かい国々なら、普通に路上で寝てても、死なないだろう。
もちろん、ハブなどの毒蛇にかまれたり、
虎やライオンがいれば、
下手すりゃ、食われてしまうかもしれないが。
日本では 虎やライオンに食われることはなくても、
警察や役所に、排除されたり破壊されたりするだろう。
人間同士の イジメみたいなものだ。
厳密には、日本では 乞食も軽犯罪法に抵触するそうだ。
もっとも、今なら インターネットさえ使えれば、
クラウドファウンディングなど、打開策も打てると思うが・・・。
以前から 衣食住の中で 「住」が、
あまりにも金がかかるし、税の取立て材料になっていることが、
気になっていた。
生きるために働くのではなく、まるで 住むために働いている・・・
それも 30年、35年ものローンを組んで、借金して
借金が返し終わるころには、老朽化して 建物の価値など 無いに等しいのに。
仕事のために生きる、のではなく、生きるために仕事をしているハズだし、
住むために生きるのではなく、生きるために住んでいるのが、本質だろう。
ならば、「住」を 無料にできてしまえば、
年金 2000万円不足問題も、
奴隷労働も、
あっという間に解決できるのではないか?
少なくとも、身体が悪くなって、働けなくなったり、
リストラされたり、会社が潰れてしまって、
収入が停止された、という緊急事態が起きても、
即死したり、困窮することは、激減できるはずだ。
これをさせない、そもそも考えさせないことは、
政府自ら、憲法の「生存権」を否定しているに等しい。
私はここで、
家賃無し、
固定資産税ゼロ、
という 住処に 注目した。
小学校の社会科で 「日本の国土の8割が 山林」
と習うだろう。
で、この何気ない一文が大きい。
裏を返せば、不動産取引の対象となるのは、
せいぜい 日本国の面積の2割。
つまり、都会に人を集中するように仕向けて、
陣取り合戦をさせているのが 今の日本経済みたいなものだ。
それが止まったら、経済破綻になる、
と騒ぐ大衆も 多いかもしれない。
しかし、よく冷静に 考えて欲しい。
世界には 日本のお金で 月収 2~5万円程度で
一家みんなが 普通に食べて生きている国なんて、たくさんある。
額面で 1桁多い日本が、なぜ 豊かさを感じるどころか、
貧しいのか?
住居、不動産、税金・・・・
こういうところで、ガンガンとられて、
自分の自由になるお金、となれば、
あなたも 実感がわくでしょう。